「詩をきっかけとして考える会」11月例会案内

老人一揆”決行!
老人一揆”決行!

 さて、今回も差し迫ったご案内となったことを先ずお詫びせねばならない。もちろん、理由はそれなりにあるのだが、直接的には書かない。全体を読んで頂ければ、おおよそ想像はつくであろう。それはさておき、10月例会では前田試論を下敷きにしたT、K両氏の見解を伺う事に決まっていたので、その線に従い議事を進めた。

 

 Tさんの意見は、前田試論に対し更に現実的かつ具体的な修正を要すると考えるものの、基本的には「国家」社会契約説の立場に依ることが確認された。K氏は欠席されたので残念ながら見解を確認することは出来なかった。この試みに関しては、それなりの時間も掛けたので、各参加メンバーの立場確認に関してはこれで一応打ち切りとし、次に進みたい。

 

 「国家」社会契約説の立場において国家の干渉を極力排除して行くと、どうなるか?究極的には二曲の洋楽ポップス、”アナーキー・イン・ザ・UK”と”イマジン”『想像してごらん 国境なんて存在しないと/そう思うのは難しいことじゃない/…』の世界に到達するだろう。すなわち「アナーキズム」、無政府主義と訳されてきた(私見では、世間一般に通用している訳語や用法には腹立たしいが)、この社会思想は「一切の権力や強制を否定して、個人の自由を拘束することの絶対にない社会を実現しようとする主義」と広辞苑に定義されている。

 

 これ以上ない理想的な考え方のようにも思えるが、これはまた一方で、二律背反的な矛盾も現出してくると想像される。納得出来る結論は無理だろうが、その辺を紹介し、参加メンバーと共にもう少し考えてみたい。

  

 その他には、11月3日に河北コミュニティセンターで開かれた「憲法フェスタ」における関西大学吉田英司教授の講演内容の紹介と、その際の私の質問「国もしくは国家とは?」に対する同教授の回答を紹介したい。

 

 更に、考えることには事欠かないのだが、もう一つだけご案内して置く。詳細は、作成添付PDFファイル(PC利用の方はウィルスの心配はありませんので、是非開いてみて下さい)中にある、和歌浦の健康食品ショップ「百姓家族」での”老人一揆”決行!キャンペーン(11月21日(水)14:00-16:00)である。携帯やFAXなどでPDFファイルを開けない方のために簡単に紹介してみると、『ストレス解放して優しくなるために<自称他称”老人”諸君!>和歌浦「百姓家族」に集合!』ということになる。

 趣旨は「貴重な体験を次世代に伝えるため、何処へでも足を運び、身体を使い、頭を生かし、たとえ細やかでも社会に貢献し、元気と自信を取り戻し、高齢者生活環境モデルの一つとして定着を目指す!」というもので、取り敢えず集まり、それぞれが感じ、悩み、考えていることを話し合いましょう。ということに尽きる。

 

 ご賛同下さる方は力をお貸し下さい。(そこで今後のことも考え、ミニコミ情報誌の発行を考えたが、個人では手に余るので、その代わりにWeb上に「和歌山イベントPLAZA」と称するミニコミイベント情報サイトを構築中である。それで、何かと時間を取られる次第である。Twitterでは、既に同名のアカウントを創設し、フォロワーも徐々に増加しつつある(現在200名を超えたところ-アドレスは https://twitter.com/eventp_w )。完成の暁には改めてご案内するので、こちらも是非ご協力の程よろしくお願いしたい。広報はこのくらいにして、11月例会は以下の通りである。(文責:城 久道)

 
    場所: 紀陽銀行本店裏カフェ&パブ「トリニティー&ユニティー」2階予約席
    日時: 11月14日(水)午後1時30分より

         「トリニティー&ユニティー」TEL: 073-423-5220