「詩をきっかけとして考える会」5月例会案内

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和歌の浦干潟なかうみ
 
 考えてみれば、今日(5月23日)は親父の命日だ。連れ合いであった母は既に102歳間近、となると、現時点では親父より40歳ほど年長ということになる。かく申す私自身ですら亡くなった時の親父より20ばかり年上の爺に成り下がったか?あるいは成り上がったか?ということになるが、さて、どちらなのか?俄には分からない。
 では、いつものように、既に1ヶ月前くらい前にミニコミWebサイト「わかやまイベントPLAZA」上のinformation(イベント情報)コーナー http://www.my.zaq.jp/joh/ に開催日時と場所は掲載済みであるが、直前に迫った5月例会を再度案内する。
 
    場所: 紀陽銀行本店裏カフェ&パブ「トリニティー&ユニティー」2階予約席
    日時: 5月24日(金)午後1時30分より
         「トリニティー&ユニティー」TEL: 073-423-5220
               
 取り上げる話題(テーマ)は以下の通り。

 (1)県立紀伊風土記の丘の展示パネル整備に関し、英語解説文の翻訳を私が手掛けたことは、前例会でも紹介したが、先日東京から旧知の詩人の訪問を受けたので、同展示館へ案内し、パネルの仕上がり具合も確認することが出来、更に関係された学芸員の方ともお話しすることが出来たので、その報告と5月25日(土)開催の「紀伊風土記の丘 古墳公開①」大日山35号墳とその周辺(普段は公開していない大日山35号墳の横穴式石室を公開!)現地で学芸員が解説。→073-471-6123 (申込不要・無料。自由見学。小雨決行。)のイベントを紹介。

 (2)同様に、ミニコミWebサイト「わかやまイベントPLAZA」上のinformation(イベント情報)コーナーで案内していた5月19日(日)~26日(日)大阪市内で開催の「イリヤ写真展」<詩人の写真・写真の詩>MAG南森町アートギャラリー 11時~18時(最終日16時まで) (入場無料)→ 06-6353-1866 の初日オープニングに顔出したが、その報告。
 その際、「和歌山の詩人」として紹介されたのだが、私自身は以前から、このことに関し、何やら違和感を感じ続けて居り、自分では「矢張り、自分は詩人では無いのではないか」と未だに感じ続けている。それは、いわゆる「詩」の概念のとらえ方が大方の人々とは異なるからかも知れない。
 会場では出展者3名を中心として「詩」と「写真」は一瞬の時を捉えるという点から共通性が存在するという話になっていたが、私は確かに「詩」も「写真」もそういった面を共通して有するものだ、という点に必ずしも反対するものでは無い。しかしながら、私が「詩」や「写真」を観る際には、その視点は然程重視しない。緻密に計算された構成あるいは構図、またその論理性、そしてその表現力を重く観ている。つまり、エッセンスは寧ろ後者にある訳だし、有るべきである、と考える。例会では、更に芸術表現の同時進行的方法や偶然性の要素について考察してみたい。
 また、「詩人」の概念に比べて見るために、いわゆる「文人」とはどんなものなのか?少し調べてみた。その報告も併せてするつもりだ。私自身は自分を「文人」と呼ぶのは面映ゆいものの、どちらかといえば、この表現の方に親近感を覚える。(文責:城 久道)